合理性をモットーに根本的な治療を追求する「すずひろクリニック 鈴木王洋院長」

2018/10/18
インタビュー

さいたま新都心駅、大宮駅からのアクセスが便利な「さいたまメディカルタウン」は、複数のクリニックと薬局が集まる医療モールである。その2階に入居する「すずひろクリニック」は、内科・リウマチ科・アレルギー科・皮膚科の診察を行っている。

「すずひろクリニック」の鈴木王洋院長は、長いキャリアを持つベテランでありながら、日々の診療の中で自己研鑽を心がけている。常に合理的で最新の医療を提供しようとする鈴木院長の姿からは、真剣に患者さんに向き合おうとする気持ちが感じられる。

今回は、そんな鈴木院長に内科医を目指した理由、大切にしていることや内科領域の課題まで語っていただいた。

鈴木院長と医学との出会い

Q1,医師を目指すようになったきっかけについてお聞かせください。

高校生のときに、結核の免疫を研究している医師にお会いしたことがきっかけです。休日の医局にお邪魔して、1対1でお話を伺いました。「医師は一生をかけるのにふさわしい仕事です」と励ましていただき、自分も医師になりたいと強く思いました。

また、「臨床も重要だけれども、臨床を深める上では、医学を研究し続けることも大切だ」という言葉が心に残りました。

クリニックを開業するまでは防衛医大に所属し、臨床と研究の両方に携わってきました。これらの様々な場面において、高校生のときに自分を優しく励ましてくださった医師の笑顔を、時折思い出しました。

謎解きの多い内科という領域

Q2,内科という医療分野に興味を持った理由について教えてください。

学生のときに、「病理学」という学問を教わりました。この授業では、症状を診断する実習を行います。

患者さんがどの病気なのかは教科書には書いてありません。症状や検査データ、画像診断などをもとに、正しい診断をつけ、加療をしていかなければならないのです。私は、この解き明かしていく過程に強く惹かれました。

内科は、特に、この「謎解き」の一面を強く持っている分野です。 開業後、数多くの方々を診療してきましたが、来院される方の症状は実にさまざまです。

病気の原因はどこからなのかを追求してきた


Q3,内科医として実際に患者様と向き合ってみて、気が付いたことがあればお聞かせください。

患者さんを診察する際、「この病気はどこから来ているのか、どのようにすれば防げるのか、あるいは発症を遅らせることができるの」という点について、いつも高い関心を持っています。

実際に診察を通して知ったことの一例として、不良な口腔衛生状態が、特定の疾患を発症させたり、増悪させたりすることが挙げられます。

医学部生だったとき、う歯や歯周病の診方について、ほとんど教わりませんでしたが、大学病院の専門外来で、実際に多くの患者の方々の口腔内を見て、口腔内を見る力が養われました。

資格のための学習から指導者・経営者の立場へ

Q4,鈴木院長は、これまでどのような医師を目標に歩んで来られましたか? その過程での意識の変化についても教えてください。

卒業したての若い時期は、内科認定医や専門医、リウマチ専門医、医学博士の取得を、目標にしていました。認定医・専門医の取得に必要な症例・症例数は明示されていますので、それに真摯に向き合い、ディスカッションし、文献検索を行いました。

これらの目標を達成した後は、指導的立場になっていきましたので、後輩の先生方の目標達成の力になれるようにお手伝いさせていただきました。開業後は、開業医として求められる医師像に磨きをかけるように日々努力しております。

情報収集・自己研鑽を怠らない

Q5,医師として大切なことはなんだとお考えですか?

最新の正しい診断と、正しい治療を把握することです。多くの疾患に診療ガイドラインがありますが、それらは数年ごとに改訂されています。

これらについて、そのときどきにおいて十分に理解し、実行することが必要です。日頃の情報収集、自己研鑽が極めて大切な職業だと思います。

自己研鑽を大切に「合理性」を探求する

Q6,医師としてお仕事をされている中で、心に留めていらっしゃる言葉があればお聞かせください。また、それはなぜかについてもお聞かせいただけると幸いです。

最も重視しているのは、「合理性」です。病気の原因まで遡って対処しようとする姿勢はその表れです。

様々な治療を模索する医学は華やかですが、膨大な医療費が必要になってしまいます。私が目指している「原因にアプローチする医学」は地味ですが、症状に対して効果的ですし、医療費は低減する方向となります。

清潔になりすぎた日本人の生活

Q7,内科領域の医療の課題は何であるとお考えですか?

生活環境の過度な清潔化に伴って、細胞性免疫レベルが低下し、アレルギー疾患、がん、自己免疫疾患の発症に関わっていることも強く実感しています。非結核性抗酸菌症も著明に増加しています。

昭和30年代半ばより以前の日本においては、さまざまな感染症や寄生虫症が残っており、細胞性免疫が活性化された状態が維持されていたと考えられます。

しかし現代の日本は清潔すぎるため、細胞性免疫が眠ったままの状態になっていることが多いのです。細胞性免疫を適度に活性化することは、都市部に住む現代日本人の緊急課題であると思っています。

病気の根本から治療する基礎研究と実践が必要

Q8,今後、内科医療はどのような展開を迎えていくとお考えですか? また、そうした中で内科医が医師として活躍していくために必要なことは何だと思いますか?

内科の各分野によって、解決していかなければならない課題は異なります。また、AIやネットの活用、遺伝子診断・治療、再生医療なども本格的になると考えています。

しかし、細胞性免疫を適度に活性化させるというシンプルな方策が、健康を保つ上で重要な点は変わりません。確かに治療の方法はとてもたくさんありますし、治療についての臨床や研究も続けていかなければなりませんが、病気そのものの発症を抑えてしまうことができれば、これに過ぎることはありません。

開業医は、子供や若い人たちを診る機会が多くあります。この段階で、将来の病気の発症や増悪を防ぐ手立てを打てれば、地味ではありますが、最も合理的で効果的と考えられます。

医療とインターネットの関係についてどう考えるか

Q9,インターネット上には医学的な情報が数多く飛び交っており、その中には間違ったものも含まれています。鈴木院長は、医療メディアの現状についてどのようにお考えになりますか?

医学情報には素人の方が読んでも、良し悪しを判断できないものもあります。ネットの記載を読み、「自分の病気はこれに違いない」と信じて来院される方もおり、その思い込みが強いときは、医師の意見が耳に入らないことも少なくありません。

このようにネットの医学情報は、便利な反面、取り扱いが難しいことも多いと感じています。

幅広い診察が可能な「すずひろクリニック」

Q10,「すずひろクリニック」のアピールポイントを教えてください。

内科・リウマチ科・アレルギー科・皮膚科の疾患は、相互の領域にまたがって症状が出現することが少なくありません。当院では内科疾患だけでなく、リウマチ・膠原病疾患、アレルギー疾患、皮膚疾患などをも守備範囲としており、統合的に幅広く診察できます。

当院は、各種画像診断を専門とする「さいたまセントラルクリニック」を含んだ医療モール「さいたまメディカルタウン」の中にあり、この各種画像診断の活用が、迅速で的確な臨床診断に役立っています。

編集後記

長いキャリアを持ちながら、今なお自己研鑽を怠らず、最新の知識を学び続ける鈴木院長の姿からは、固定的な知識に囚われるのではなく、症状の原因を真剣に探求することの必要性を学ぶことができた。

鈴木院長にモノの.storeについての意見をお聞きすると、「市販薬にはパッケージだけでは特徴が分かりにくいものが多いので、モノの.storeは薬局に行く前に予習する上で役立つ」と評価していただいた。こうした貴重なご意見をもとに、今後も充実したサイト作りに努めていきたい。

この度はインタビューを受けていただき、ありがとうございました。

kanpopo

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